予防歯科 PREVENTIVE DENTISTRY
痛くなる前の
「予防する」ケアが大切です。
皆さんは、「歯がズキズキ痛む」「歯磨きで出血する」「歯ぐきの腫れ」「口内のねばつき」など、お口のお悩みや違和感はありませんか?
むし歯は症状が出る場合が多いですが、歯周病は無自覚のまま進行することが多く、痛みや違和感を感じた場合は症状が重度になっていることがあります。
「痛みが出たら歯医者に行けばいい」と考えている方がまだまだ多くいらっしゃいますが、削ってしまった歯は再生することが出来ません。
加齢や病気で痩せた歯ぐきも、元の状態に戻すことが困難ですし、歯そのものが抜けてしまっては入れ歯になることも少なくありません。
そのため「症状が出る前」の定期メンテナンスで、歯の量や歯肉を保つことが大切です。
お口の健康は、全身の健康との関連性もあります。
当院では「むし歯や歯周病を予防・早期発見することで、皆様の健康を守りたい」との思いから、お一人ひとりに合わせた定期メンテナンスを実施し、患者様の健康な人生をサポートいたします。
歯周病と全身疾患の関係
先程申し上げましたが、より良い日常生活を送るためには「むし歯や歯周病の予防・早期発見」が大切です。
厚生労働省のデータ(2020年1月)によると、日本人が歯を喪失する原因として最も多いのが「歯周病」(37%)。
「平成28年歯科疾患実態調査」(厚生労働省)を基に発表した情報によると、30代以上の3人に2人が歯周病に罹患しているそうです。
自覚のない方も含め、多くの方が罹患している歯周病は、紛れもない「国民病」と言えるでしょう。
口内の病である歯周病ですが、実は他の病を引き起こすリスクが高くなることをご存知でしょうか。
その病の1つが、心臓に十分に血液が行き渡らなくなる「虚血性心疾患」です。歯周病が進行すると、歯周病の細菌等が血管から心臓に運ばれ、虚血性心疾患を誘発する原因となることが近年分かってきました。
他にも、脳梗塞の発症リスクが高くなること、糖尿病を悪化させることが分かっています。また、高齢者や寝たきりの方などは、歯周病の細菌が肺に入りやすく肺炎(誤嚥性肺炎)を起こす危険性が高くなります。最近では歯周病菌が原因でアルツハイマーになるということも報告されてます。
歯周病を予防するには、毎日の歯磨きに加え、歯科医院でのプロによるケアが必要です。
当院では、予防歯科に特に力を入れております。意識を変えて、健康な歯と身体を守りましょう。
国民皆歯科健診
政府は「歯の健康を維持して健康寿命を延ばし、医療費を抑制する」ことを目指し、「国民皆歯科健診」の導入を検討する方針をまとめました。
歯科医師会では、定期歯科健診は「口腔と全身の健康増進、健康寿命の延伸につながる」「健康な人が増えることの結果、医療費が削減される可能性がある」との見解を示しています。
国としても、歯科健診の機会を増やすことを促しているのです。
今後の動向が見逃せません。
また、健康増進法に基づいた歯周病の予防・早期発見を目指し、既に全国で複数の自治体が無料の歯科健診を行っています。
一宮市でも節目歯周病検診を行っており、30歳から80歳までの5歳間隔の節目年齢の方に歯周病検診を実施しています。
こうした制度を活用したり、それ以外にも数ヶ月に1度は自主的に定期歯科健診を受けることが大切です。
当院の予防歯科の概念 CONCEPT
経験豊富な歯科医師が、最適な予防治療を実践しています。
お子様に対しては、フッ素、シーラントを施すことによって、むし歯の予防をしています。定期的に来院していただく事により、咬合誘導(悪い歯並びの予防)を行っています。
大人の方に対しては、ブラッシング指導を徹底し、歯周病の予防を行っています。治療も当然の事ながら、まさに「あらかじめ防ぐ為」に、説明の時間を長く取っています。
当院のレーザー治療について LASER THERAPY
レーザー治療の応用
レーザー治療は、予防歯科におけるメリットだけではありません。
他にも、「むし歯などの治療で歯を削る際、削る量を最小限におさえることができる」「歯茎をキレイなピンク色にする」「抜歯した際の止血」といった様々な効果があります。
それぞれの症例において、3台のレーザ-を用いています。レーザ-によるむし歯の無痛治療も可能です。特に歯周病に特化した、最新式レーザ-も備えております。